13. 神奈川県の地盤

有木 高明
地研テクノ(株)

神奈川県の地形・地質

 神奈川県は関東地方南部に位置し、県内を地形区分で大別すると、図–1に示すように、県西部に山地、県中央部に台地、県東部に丘陵と低地が分布する。
 県西部は主に丹沢山地、箱根山地によって占められ、丹沢山地の南には大磯丘陵、大磯丘陵と箱根山地の間には酒匂川周辺に形成された足柄平野がある。
 県中央部では、主に北部は相模原台地などの洪積台地によって形成され、南部に相模川によって形成された相模平野が位置し、海岸地帯は湘南砂丘地帯が東西に広がる。
 県東部は主に多摩丘陵と下末吉台地などの丘陵地で構成され、多摩川の下流域に沖積平野である三角州地帯が広がり、海岸部に埋立地が形成されている。神奈川県における居住地域は主に、洪積台地や沖積平野であり、多摩川下流域の沖積平野及びその周辺の丘陵地は横浜市や川崎市周辺の住宅密集地である。

 

 

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