震災対策委員会

東北地方太平洋沖地震宅地調査委員会

今回の東北地方太平洋沖地震は、甚大な被害を及ぼしており、被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
さて、NPO住宅地盤品質協会として、このたび東北地方太平洋沖地震宅地調査委員会を設けて地震に対する提案を行っていくことにしました。(現在は、下記成果物をもって活動を終了しています。)

 

<小規模建築物の沈下修復方法の手引き>

当委員会にてまとめた「小規模建築物の沈下修復工法の手引き 第1版」をリリースします。今後、改訂を加えより良い沈下修復規準を作成し本事業の発展に寄与したいと考えております。

※本書は当委員会にてまとめた「小規模建築物の沈下修復方法の手引き(案)」に会員の皆さまからの意見募集(2012年10月)を行った結果を反映したものです。

ダウンロードはこちら 「小規模建築物の沈下修復方法の手引き 第1版」

 

<東日本大震災に関する宅地被害アンケート>

1.アンケート内容

東日本大震災における住宅地盤の被害について協会員へアンケートを実施しました。

実施期間 2011年4月28日 〜 (約1ヶ月間)

アンケート内容はこちら 「東日本大震災における住宅地盤被害のアンケート」

2.東日本大震災に関する宅地被害アンケート概要報告(2011.7.15掲載)

会員の32%にあたる164社から回答をいただいた。そのうち、震災被災地区での調査および工事施工の実績は60社から実施ありとのことでした。
概要は以下の通り

  • (1) 宅地の被害事例としては液状化が最も多く、次いで擁壁変状、造成地のすべり破壊でした。
  • (2) 地盤調査による震災予測について予測できたのは、液状化22%、造成地のすべり6%、擁壁変状11%と比較的低い割合でした。
  • (3) 補強工法による効果については、おおむね補強による効果があったとの結果でした。

工法別で効果があった順番としては、鋼管、柱状改良、表層改良の順番でした。補強工法の効果が見られたことは、業界としても好ましいことと考えられます。
ただし効果がないとの事例もあることから、今後詳細に検討していく必要があると思われます。

グラフなどを含んだ概要報告書はこちら 「東日本大震災に関する宅地被害アンケート概要報告」

3.東日本大震災に関する宅地被害アンケート結果報告(詳細版、2012.5.31掲載)

アンケートについて7/15に概要報告を掲載しておりましたが、2011年9月6日から実施した震災地盤資料の収集の結果、初回の原因分析がまとまったので報告します。この報告書は2012年度日本建築学会大会へ投稿しています。ご協力いただいた協会員の皆様に感謝します。

「東日本大震災による住宅被害のアンケート調査結果報告」

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