8.ピエゾドライブコーン試験(PDC)

澤田 俊一
PDCコンソーシアム 幹事

ピエゾドライブコーン試験とは

 ピエゾドライブコーンは、地盤の液状化のしやすさを判定するために開発された新しい地盤調査技術である。地盤調査法の中ではサウンディング試験に分類される。
 新技術の活用・情報の共有及び提供を目的とした新技術情報提供システム(New Technology InformationSystem:NETIS2))に登録(TH-100032-VR)され、誰でも検索して閲覧可能な技術となっている。ピエゾドライブコーンは、「地盤の硬さ(締まり具合;N値)及び土の種類判別(細粒分含有率 (FC))を知り、地盤の液状化強度を原位置のみで知る事が出来る地盤調査技術であり、本技術の活用により迅速で低コストに液状化判定が可能な技術」と紹介されている。
 ピエゾドライブコーンは英語表記でPiezo Drive Coneと表記され、“PDC(ピー・ディ・シー)”と略して呼ばれている。Piezoの意味は“Piezometer:液体の圧縮率を測定する機械の名称”から、Driveは“打ち込む”の意味、Coneは“円錐”の単語を組み合わせて命名されている。つまり、“円錐を打撃貫入するときに地盤の間隙水圧を測定する試験装置”と言う意味を持った地盤調査装置である。

PDC_fig2

 

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